塾生と会話している時、知識に対する感度がまだまだ低いと感じる時がある。そんなことは検索したら出てくるのにと思うも、検索して調べるという発想を実行する機会がないようだ。
インターネットができて久しいが、スマホネイティブな世代の子たちにとって、私たち30代の大人が慣れ親しんできたインターネットミームが廃れていくのはもったいないと思うし、知識の再利用と再生産は必要である様に思う。G5による動画全盛期を迎えるにあたり、テキストサイトのミームや古の2chのコピペなど、面白く役に立つ知識に触れずに過ごすのはなんとかしたい。その様な想いからこれを作った。
Knowing is Fun Vol.01 テーマは「知るって楽しい」
世界で一番長い歴史を持つ国はどこでしょう?

え?中国じゃないの?
実は、中国の歴史は70年くらいしかない。今の中国ができたのは、毛沢東が建国を宣言した1949年のこと。中国4000年の歴史と言うけれど、その実情は、他民族による占領と仲間同士の争いの連続だ。
秦朝の始皇帝である嬴政は漢民族
金朝の完顔氏は女真族
遼朝の耶律氏は契丹人
清朝の初代皇帝であるヌルハチは満州人
元朝のフビライ・ハンはモンゴル人
まったく区切れがない国が1つ
日本国の最初の天皇は、神武天皇という。神武天皇が即位したのが、紀元前660年の2月11日とされている。日本という国は王朝がおよそ2600年は続いている、世界でも珍しい国だ。
全人口の0.0006%しかいないユダヤ人、なぜノーベル賞の約22%を占めるのか?
ユダヤ人の歴史は迫害の歴史である。彼らは紀元前17世紀、飢饉により頃生まれ故郷のエルサレムを去らねばならなかった。移住先はエジプトである。
紀元前13世紀頃、ユダヤ人の人口増加を脅威に感じたファラオ(エジプト王)は、ユダヤ人を奴隷として酷使した。その後ユダヤ人はモーセに率いられてエジプトを脱出した。しかし、その後もユダヤ人への迫害は続いた。10の部族が国外追放、ローマ軍司令官ポンペイによる占領、ペルシアによる侵攻など。
家も土地も家具も食料も、他民族による迫害や占領、圧政によって奪われてきた。
物理的なあらゆる物を、生きるために諦めなければならなかった。
そのような経験から、彼らユダヤ人はやがて、誰からも奪われない耳と耳の間にある最大の秘宝を大切にする様なる。
それが「知識」である。
ユダヤ人は幼少期からたくさんの本を読み、本に書かれている様々な教えを大人や友人たちと議論を深めながら学ぶ。
これらの本はタルムードと呼ばれ、本の厚さは約3cm,本の総数は約30冊以上になる。タルムードの一節を紹介する。
ユダヤの格言 知識について
- 人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である。
- 耳と耳の間に、最大の資産がある。
- 知識は浅いとすぐ失われる。
ユダヤの格言 学習について
- 真に貧しい者としてとどまっているのは、知性のない者だけ。
- 最も大切な事は学習ではなく実行である。
- 出逢った人すべてから、何かを学べる人が最も賢い。
ユダヤの格言 立場について
- 神は超えられない試練を人には与えない。
- 相手の立場に立たないで、人を判断するな。
- 自分の力ではどうにもならないことは、心配するな。
【マンガ】やる気の出る勉強と出ない勉強の違い
今やり直せよ。未来を。
はあ…俺今まで何やってたんだろうな…。
何にもやってこなかったような気がする…。
俺の馬鹿!俺の馬鹿!今まで何やってたんだよ…。
はああ…俺は何て無駄な人生を送ってきたんだろう…。
もっと早くに気付いていれば…。
せめて3年前、いや6年前に戻りたい…。
戻って何もかもやり直したいよ…。はあ…。
俺って駄目な奴だよなぁ…。
あなたは6年後にはきっと、
せめて6年でいいからもどってやり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ。未来を。
3年後か、6年後か、10年後からもどってきたんだよ今。
……………………。
…そうか…そうだよな…きみの言うとおりだ…。
俺はきっと何年後かの未来から戻ってきたんだよ…!
よし!俺は今から俺の人生をやり直す!
きっときっとやり直してみせる!
*一部改変。
studying:How to
勉強がはかどる4つの習慣
- 失敗が一番大切な勉強だと知っている
- 際限なく「なぜ?」と質問する
- 勉強したらメモと分類をする
- 机と本棚が整理されている
頭が良くなるノートの取り方
→ノートは3回読んで覚えてから書く
脳は高性能なので目で見たものを、脳を通さずに板書できてしまう。このとき情報は脳を素通りしてしまう。これでは脳が記憶できない。情報を脳に入れるために、ノートに書く前に書く内容を覚えてからノートに書き込む。慣れないと頭を使うので相当疲れる。
→ノートの右側に「TODO」を書く
ノートの右側に、授業が終わってからやることのリストを書く。
(1)質問したいこと
(2)調べたいこと
(3)次回の持ち物、宿題など
→話の内容をひとことでまとめる
「話を聞いているのに、なぜか頭に入ってこない」そんな悩みがある人がいると思う。それはなぜか。
これは上記のノート方で書いたことと同様の現象が脳内で起きているからだ。「聞いているつもり」では情報は耳から流れていってしまう。
これを防ぐために、「相手の話を聞いたあとで、話の内容をひとことでまとめる」という方法が有効である。
手っ取り早く成績を上げる方法
→授業の前後に1分間復習する
「手っ取り早く成績を上げる方法を挙げるとしたら?」と聞かれたとき、真っ先に次の方法を紹介したい。
(1)授業が始まるまでの1分間、前の回でやった内容を復習する
(2)授業が終わったあとの1分間、授業でやった内容を復習する
たった「これだけ?」である。本当にこれだけで成績は上がる。なぜなら、1分間で復習ができるということは「授業をしっかりと受けていた」という証明になるからだ。
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